従来の印刷用インクは石油系の溶剤を使用しているため、揮発性有機成分を排出して大気に悪影響をおよぼしています。顔料の溶剤として大豆油を混合した大豆インクは揮発性有機成分の発生が極端に少なく、また、再生紙を作る場合のインクの除去が簡単なので環境にやさしい印刷インクとして今、注目されています。

特長:
●大豆そのものが、毎年収穫できて貯蔵も可能な農作物である
●植物油だから自然に還元する比率が、石油系溶剤よりもはるかに優れている
●石油系溶剤が印刷中に大気排出していた揮発性有機化合物をおさえられる
●印刷をしても紙の繊維の損傷が少なく、脱墨性にも優れているため明度の高い再生紙に再利用できる
●発色が良く、摩擦に対して色が落ちにくい(皮膜強度が強い)という特性があるため、鮮やかな色が長く維持できる
現在、日本では年間約3700万kGの木材パルプが使用されています。そのうち印刷用紙に使用される割合は40%です。私達印刷会社が積極的に再生紙の使用をすすめることが、他業種以上に森林資源の保護に貢献できるのではないかと考えています。中京印刷では、お客さまのあらゆるご要望にもお応えできるよう製紙メーカーの最新の情報を常にキャッチし、ご提案できる再生紙の種類を増やす努力をしております。